憶録

「憶録」

2.0.1.5. 誰ソ記ス、彼ノ記ヌ

発表内容
彼の記憶は誰の記録か?

遠い過去において私の身体が記憶した宇宙は、近い未来において「私」の精神が記録した宇宙である。
世界が何かを体感する瞬間、それは既に、世界が誰かを体感した永遠である。
データは絶えず発生し変化し消滅する。その円環と重なり揺らぎ、あなたを観測する「あなた」がいる。

その憶録をプレイする彼は在るものである。

日本国に在る"すべて"が在る鵜来島。
この島に在る生徒の記憶は、この「国」に在る先生の記録である。
記憶と記録は、互いに重なり揺らぎ、現在に回帰する。
過去が未来を、未来が過去を創る。
時空は可逆する。既知のルールを超えさえすれば。

彼のゲームの隣に未知な誰が在るのか?

鑑賞料
無料

引率
田中良典(EXCALIBUR) http://www.entaku.net/

引率生プロフィール
1978〜2006年。京都府生まれ。質量を伴った感情としての"何処にも成立しない物体"。龍宮学校在学中。"ストリート・イーサネット・フィールド"へ浸透する「metabit」という代替現実ゲーム概念を主軸に、個人的な記憶や感性を"日本⇔神話"の再生から大衆的なイメージに変換する美術で、全ての境界線を曖昧にする。参加グループ展に2005年「EXCALIBUR」(mememachinegallery)、2013年「ゲームからの脱出」展(TURNER GALLERY)、「シブヤスタイル vol.7」(西武渋谷店)、個展に2001年「スマイル零戦」(Gallery ART SPACE)、2002年「ああああ」(ガレリア・グラフィカbis)がある。

鑑賞生必需品
触覚

鑑賞生推奨品
視覚

鑑賞生への注意事項、参加条件、参加人数制限など
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